こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、カスタマイズ専門店です。
今回はスペシャライズドのレディースモデル「RUBY」のカスタムをさせていただきました。ユーザーさんの要望はヒルクライムや峠をもっと楽にリズムよく登れるようになりたいとのこと。購入当時の完成車の仕様から大きく変わり、性能もジャンプアップし登りに強い1台となりました。
今回行ったカスタム内容は以下の通り。
■ ホイール、タイヤ交換
■ リアディレイラー交換、ビッグプーリー装着
■ クランク、BB交換
■ バーテープ交換
ホイール、BB、ビッグプーリーなど回転系パーツのグレードアップです。
順番にご紹介していきましょう。
目次
DT SWISS でチューブレス化
まずホイールはこちらをチョイス。
DT SWISS のアルミ製軽量ホイールであるPR1400シリーズの21㎜ハイトバージョン。オキシック(Oxic)処理を施したオールブラックのリムブレーキ用ホイールです。
オキシック処理とはリムの表面にセラミックコーティングを施し、硬度・耐摩耗性・制動力を飛躍的に高めるテクノロジーです。オキシックのセラミックコーティングにはインクや染料が含まれていないため、紫外線による退色や変色がありません。ここはライバルメーカーのホイールと一線を画すところですね。
リムサイドがCNC加工でなくなるだけで一気にバイクにイメージが変わってきます。
ハブは高精度な切削加工が施され、軽量かつ空力性能に優れたダイアモンドカット=“ダイカット”ハブを採用し、ストレートプルスポークです。
せっかくDT SWISSのホイールを入れるならタイヤもチューブレスに。コンチネンタルグランプリ5000TLです。私も好んで使っていますが、クリンチャーも含めてこのグランプリ5000は非常に広く支持されているタイヤです。
ビッグプーリーはおなじみRIDEA C38
ビッグプーリーは当ブログでも頻繁に登場しているRIDEA製フルセラミックビッグプーリーです。C38はアッパープーリーが13T、ローワープーリーが18Tの組み合わせです。変速性能の低下も少なく、機械式、電動でも両方対応できます。
フルセラミックとはプーリーの中心にあるベアリングがセラミック製であり、なおかつそのベアリング受けまでセラミックでできているためフルセラミックと呼びます。これにより非常になめらかな回転を約束します。
もうひとつ、ビッグプーリー化することでチェーンのラインは緩やかになり、抵抗が減ります。そのためアウター×ローなど普段使いにくいギアの組み合わせも抵抗が少なく使いやすくなります。変速調整さえしっかり行えばビッグプーリーはメリットだらけだと思いますね。
今回C38を装着するにあたり、リアディレイラーをシマノ・アルテグラRD-6800からアルテグラRD-R8000に交換しています。
関連記事:RIDEA ビッグプーリー「C38」と「C60」の違いを簡単にまとめてみた。
スギノ・パワースリーブセラミックBB
BBはビッグプーリーと同様にセラミックベアリングを採用。ブランドはスギノ。BB30規格の「パワースリーブ」セラミックBBです。パワースリーブはフレームの音鳴り防止やフレームやBBを痛めることなく簡単に着脱が可能なメンテナンス性に優れたセラミックBBです。着脱がしやすいのとフレーム内装ケーブル類のメンテナンスの時に非常に便利となります。
クランクはプラクシスワークスの廉価版からシマノ・アルテグラFC-R8000に交換しています。
VIKINGおすすめシクロベーション
最後にバーテープはVIKINGでもおすすめ且つ人気のシクロベーションのカメレオンPhenix Redを巻かせていただきました。
バーテープはライダーの趣味、趣向を前面に主張できる場所のひとつです。バイクのスピードや性能、また重量にも大きな影響を及ぼさない自由な部分でもあります。タマムシ色のようなバーテープはなかなかないですよね。シクロベーションはこのような凝ったカラーのラインナップが非常に多く、選ぶ側としては非常にわくわくしますね。
関連記事:ハンドル周りが一新する革新的バーテープ「シクロベーション」#ciclovationbartape
以上のカスタムを行い、完成した1台がこちら。
SPECIALIZED RUBY COMP
■ DT SWISS PR1400 Dicut Oxic 21
■ コンチネンタル グランプリ5000TL
■ RIDEA C38 フルセラミックビッグプーリー
■ シマノ・アルテグラRD-R8000
■ スギノ パワースリーブ セラミックBB
■ シマノ・アルテグラFC-R8000 50-34T
■ シクロベーション カメレオン Phenix Red
ヒルクライムを意識した仕様に加えて、元々フレームに組み込まれている衝撃吸収システムである「ZERTZ」が下りの安定感や平坦時の滑らかな走行感をもたらしてくれます。
VIKINGではこのようなロードバイクのカスタムを常時承っております。お申込みやお問い合わせはこちらからどうぞ。
それでは
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