話題のダイレクトマウントクランク「ROTOR ALDHU」をTREKにインストール

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こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

年末のせいなのでしょうか?いつもよりも5割増しくらいでカスタムのオーダーをいただいています。今月は29日まで休まず走り続けますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回ご紹介するカスタムはクランク回りです。今後主流になるであろうダイレクトマウント方式のクランクセットとBBを装着させていただきました。バイクはTERK DOMANEです。

ROTOR ALDHU ダイレクトマウントクランクセット

見出しにもありますが、こちらROTOR ALDHU クランクの装着です。ダイレクトマウントクランクとは、従来のスパイダーアーム取付式のクランク(シマノホローテックⅡやカンパニョーロなど)ではなく、左右クランク、スピンドル、チェーンリングがそれぞれ独立し、チェーンリングと一体構造になったスパイダーをドライブ側のクランクにマウントする方式です。

元はMTBのフロントシングル化の需要によりSRAMによって編み出された規格ですが、数年経ちロードバイクコンポーネントにもダイレクトマウントの波がやってきました。

ダイレクトマウントクランクにするメリットとして、シングル、ダブル問わず色々な歯数のチェーンリングをクランクアームはそのままで利用できる点です。この点は非常に魅力的ですね。また左右のクランクアームは同形状でよくなるので、製造上のコスト手間も抑えられるメリットもあるようです。

TREKはBB90規格

まずは既存のクランク、BBを外す作業です。アルテグラのクランクを外した後、BBを専用工具で外していきます。TREKのロードバイクのほとんどはBB規格がTREK専用規格になっておりBB90規格と呼ばれています。基本TREKのフレームしか用いられない規格になります。

外したBBのベアリングがこちら。片方がかなりさび付いてしまっていますね。なんで片方だけ・・・ちょっと謎です。

新しく装着するBB(ベアリング)はこちら。スギノのBB90セラミックです。スギノのBBはシマノのクランクに最適化された構造ですが、今回のROTOR ALDHUクランクにも結果的に対応できます。他の選択肢としてはROTOR純正のBB90用BBがありますね。

無事に装着完了です。ダイレクトマウントだけにボルトも見当たらず、クランク全体が一体化したようなイメージですね。そして、このALDHUに組み合わせるコンポーネントはこちら。

SRAM Red eTAPとの相性も問題なし

SRAM Red eTAPにRIDEA製のビッグプーリーを装着しています。しかも肉抜き無しのエアロプレートです。肝心のROTOR ALDHUを絡めた変速性能ですが、全く問題はなく性能低下は一切認められませんでした。SRAM Red eTAPとROTOR ALDHUクランクの組み合わせを考えていたユーザーさんの参考になれ良いと思います。

それでは!

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