ロードバイクおすすめアルミホイール【シャマルミレC17】

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こんにちは。西新宿の自転車メンテナンス、カスタマイズ、出張修理専門サービスのVIKING the MAINTENANCE です。

ロードバイクのホイールをグレードアップすることは、今までの走りからワンランクアップすることにつながります。MAVIC、カンパニョーロ、シマノ、フルクラムなどホイールメーカーも多く、何を選ぼうか非常にワクワクするところですね。

今回はロードバイクのホイールの中でも、アルミホイールに注目してみたいと思います。

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性能と軽さならカーボンホイールだが

ロードバイクのホイールは大きく分けて、

■カーボンホイール

■アルミホイール

■カーボンとアルミのハイブリット

の3つに分けられます。重量で比較すると、

カーボンホイール < ハイブリッドホイール < アルミホイール

といった構図が一般的です。最近は各社カーボンホイールのランナップをさらに増やし、カーボンホイールのユーザーさんも非常に多くなっています。やはり重量をかなり抑えられる点が一番大きいと思います。

また、リムの高さ(リムハイト)を上げることで、空気抵抗や巡行速度のアップが可能ですが、それをカーボンにすることで、重量増を最小限に抑えることができます。いわゆるカーボンディープリムと言われているホイールです。リムハイトのサイズで言うと40mm以上が該当すると思います。

ハイブリッドのホイールは、リムのブレーキ面がアルミで、その他をカーボン製にすることで強度アップに加え、コストを抑えることが可能です。しかし、アルミを使用している分、フルカーボンリムよりも重くなるデメリットがあります。

では、同じリムハイトでカーボンよりも重量でデメリットがあるアルミホイールですが、アルミで軽量なホイールは作れないのでしょうか?

高性能アルミホイール【カンパニョーロ・シャマル】

リムハイトが高いアルミホイールではどうしても重量ではカーボンに及びません。しかし逆にリムハイトが比較的低いものであれば、アルミでも十分な軽量ホイールが存在します。その中で特徴的なおすすめのモデルをご紹介します。

カンパニョーロ SHAMAL MILLE C17
参考価格:税別157,000(カンパフリー)
参考価格:税別158,000円(シマノフリー)
重量:1,459g
指定タイヤ幅:25mm-50mm

イタリアのコンポーネントメーカー、カンパニョーロのシャマルシリーズは、カンパニョーロのホイールラインナップの中でも歴史あるシリーズです。アルミホイール全盛期からホイールシーンを引っ張ってきた存在です。

そのシャマルシリーズにシャマル・ミレC17というモデルがあります。C17とはリムの横幅が内径17mmという意味で、比較的ワイドな設計です。推奨されるタイヤサイズは使用するフレームのデザインにも寄りますが、ロードバイクであれば最近トレンドになっている700×25cに一番相性が良いのではと思います。

重量は1,500gを切っているので、アルミホイールとしては軽量な部類に属します。同社のカーボンホイールである「BORA(ボーラ)ウルトラクリンチャー」の50mmハイトと同じくらいの重量(1,435g)です。

ハブにはUSBベアリングを採用。カンパニョーロホイールの摩擦抵抗を抑えた回転力には定評があります。

特殊加工され強度が倍増

シャマルミレC17は軽量というだけにとどまらず大きな武器があります。従来のアルミリムはカラーがブラックだったとしても、ブレーキサイドはシルバーであることが当然でした。しかし、シャマルミレC17はリムとブレーキサイドがブラックに統一されています。(正確には黒に近いグレー)

これには列記とした理由があります。シャマルミレのリム全体には「プラズマ電解酸化皮膜処理(PEO処理加工)」と言われるアルミの特殊加工が施されているからです。

プラズマ電解酸化皮膜処理(PEO処理加工)とは、イギリスのKERONITE社が特許を持った技術で、電解液中で高電圧を介してセラミックス膜を形成させることにより、高硬度で平滑な皮膜を得ることができます。加工色はブラックかホワイトの2色で可能ですが、リムの場合はブラックで加工されることが大半です。

このPEO処理加工によって、

■ 硬度

■ 耐疲労強度

■ 耐熱性

が確保できるようになります。これはリム、特にブレーキサイドに求める条件に全て当てはまるのではないでしょうか。

リムにもたらす4つの恩恵とビッカース硬度

大事なのは、このプラズマ電解酸化皮膜処理をリムに採用すると具体的にどのようなメリットを受けられるかです。上記でも示しましたが、まず硬度・耐疲労強度・耐熱性がありますが、それに加え耐薬品性ももたらします。

それぞれのメリットを具体的にしてみると、

■ 硬度=摩耗しずらく傷に強い

■ 耐疲労強度=リムの耐久性向上

■ 耐熱性=ブレーキ時の放熱を押さえられる

■ 耐薬品性=ケミカル類が付着しても腐食や害が少ない

特に注目すべきは一番目に記した硬度です。金属の硬さを示す単位で、ビッカース硬度(HV硬度)というのがあります。これで確認すると一般的なアルミリムのビッカース硬度は、約100~150HVとされています。

一方、PEO処理加工したアルミのビッカース硬度は、約1000HVと証明されています。PEO加工処理を施すと、上記のビッカース硬度が通常のアルミリムの時よりも10倍になるのです。

通常のブレーキサイドはブレーキをすることで、少しずつ摩耗し削れていくのですが、PEO処理加工により摩耗を遅らせることができるということです。

また、ブレーキの放熱を抑えることは、安定したブレーキングにつながるので、PEO処理加工はリムに対して非常に有効的な技術ということがわかると思います。

他社メーカーでも採用されるPEO処理加工

シャマルミレC17の他には、MAVICもPEO処理加工を施したホイールをリリースしています。MAVIC独自にエグザリットと命名されたホイールは、シャマルミレC17よりも早い、2012年ころから先駆けてリリースをはじめ、「オールブラックのアルミリムが登場」ということで話題をさらいました。

また、カンパニョーロの兄弟ブランド、FULCRUM(フルクラム)でもPEO処理加工されたおすすめのホイールがあります。

フルクラム RACING ZERO NITE
参考価格:税別151,000円(シマノ、カンパ)
重量:1,506g
指定タイヤ幅:25mm-50mm

RACING ZERO NITE、シャマルミレC17ともに、バイクのイメージを損なわないよう、サイドのステッカーも同系色またはシルバーがチョイスされシックなイメージですね。

最後に

昨今のカーボンホイールの性能に目を奪われがちですが、その中でもアルミホイールは進化をし続けています。PEO処理加工し、リムのカラーが統一できることで、一見カーボンホイールと見分けがつかない程です。バイクの見た目やデザイン性を求めるユーザーさんにはありがたいホイールですね。

さらにアルミを選ぶことでカーボンホイールを選ぶよりもコストも抑えられるので、幅広いユーザーさんが手にできる機会も増えると思います。

VIKING the MAINTENANCEでは、シャマルミレの試乗用ホイールも用意しています。理屈でわかっていても、ホイールは実際に乗ってみてから決めたいという方は多いですよね。ぜひご利用いただければと思います。お問い合わせフォームに「シャマルミレ試乗希望」と記載して頂ければ詳細をご連絡致します。

購入後の取付や、他店で購入した物でも取付いたしますので遠慮なくお問い合わせください。

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