こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
ロードバイクはスピード、軽さ、快適性などほかの自転車よりも高いレベルで体験できる自転車です。メンテナンス性も高いので長く付き合える自転車であることは間違いありません。今回はロードバイクをはじめたばかりで、乗るたびに機能や操作方法を勉強しているというユーザーさんに参考になる内容をご用意しました。
Sponserd Link
目次
効果的なギアチェンジで快適な走りを
上手にギアチェンジ出来ていますか?
ギアの変速は慣れている人にとっては当たり前のことですが、これからロードバイクをはじめるユーザーさんにとってギアチェンジのコツを掴むことでより快適に乗れるようになります。今まで特に意識せずギアを操作してきた方や機械の操作に慣れていない女性は必見かもしれません。
坂道や気温、向かい風などサイクリング中は常に状況が変化していきます。そこで大事なのは脚力や持久力ですが、効果的なギアチェンジをすることによって、無駄な体力や筋力を使わなくて済む場合もあるのです。
ビギナーにとってギアチェンジが効果的にできると、より遠くへ行きたくなり、サイクリングがまた一段と楽しくなるでしょう。そんなギアチェンジの上手な使い方をご紹介していきます。
ギアのシステムを理解する
効果的なギアチェンジを覚えるためには、まずロードバイクのギアシステムを理解することからはじまります。ロードバイクをはじめとしたスポーツ自転車は主に前のギアと後ろのギアを組み合わすことで変速しています。
ロードバイクのほとんどが、前ギアに大小2枚のギア板を持ち、それを動かすフロントディレイラー本体があります。大きい方のギア板は漕ぎ味が重く、小さい方は逆に軽くなる仕組みです。
後のギアは、ロードバイクのモデルによって大小8段から11段までのギアを装備しています。一番小さいギアをトップギアと呼び、漕ぎ味が重くなります。一番大きいギアはローギアと呼び、漕ぎ味が軽くなります。
ギアチェンジのタイミングとは
では様々な路面状況に対応するために、よくあるシーンに例えて、ギアチェンジのタイミングを説明していきます。
1.ゆっくり走るときやストップ&ゴーが多い都市部での走行時は、前のギアをインナーギア(小さい方)の位置にしておくと、膝に負担が少なく快適に走ることができます。
2.登りの手前では、フロントディレイラーをインナーギア(小さい方)にして、リアディレイラーはより軽めのギアにチェンジして登り始めるのがおすすめです。途中まだこげる余裕が出てきたら、リアディレイラーを何段か重くしてみると良いですね。
3.坂の多い状況や向かい風が激しい日などは、フロントギアをインナーギア(小さい方)と後のギアもローギア周辺の組み合わせを使い筋肉にかかる負荷を抑えめにし、ペダルの回転数を下げすぎないようにするのが効果的です。
4.緩やかな下り坂や追い風の場合は、その好条件を利用してフロントギアをアウターギア(大きい方)と後のギアはトップギア周辺を使ってみましょう。驚くほどスピードアップができます。もちろんスピードの出しすぎには要注意ですが、安全と確認できれば非常に快適に走れます。
5.信号がない直線では、フロントギアはアウターギア(大きい方)にしてペダルの回転数を上げることで巡航、いわゆる安定した速度を保つことができます。このとき後ろのギアを重くしすぎると回転数も上がらず疲れてしまうので、筋肉に負荷を与えずに回転数を上げていくのがコツです。
注意すべきギアの組み合わせ
ギアチェンジのタイミングを説明してきましたが、ここからちょっと応用編です。前と後ろのギアの組み合わせの中で、チェーンの負担が大きくなることであまりおすすめしない組み合わせがあるんです。
自転車のチェーンのラインはフレームに対して、極力平行にすることで、高い変速性能やチェーン脱落を防ぐことができます。
逆にチェーンのラインが斜めになってしまうと、カリカリと異音が出たり、チェーン脱落の原因となってしまうことが多いのです。
推奨するギアの組み合わせ
前のギアをインナーにしたときに、チェーンのラインが斜めになりすぎない組み合わせがこちらです。インナーギアを使用する場合はこの範囲内のギアを使用することをおすすめします。
またアウターギアにしたときも同じようにこちらの組み合わせをおすすめします。
おすすめしない組み合わせ
チェーンがフロントギアのインナーにあるときは、後ろのギアをトップ側にチェンジすると、チェーンがフロントディレイラー本体のプレートに干渉しカラカラと音が発生する場合があります。さらにチェーンラインの角度が斜めになるためチェーンの脱落の危険性も出てきます。
逆の場合も同じです。このように前後のギアの組み合わせによってギアのトラブルが発生する可能性があることを認識しておくと良いでしょう。
最後に
ギアシステムはロードバイクの心臓部です。この使い方が上手くなると、スピードアップや体力の消耗を抑えることが可能になります。何気なくギアをいじるのではなく、路面状況等に合わせて、頭で考えながらギアを動かしていくことをおすすめします。
それでは。
Sponserd Link