こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
今回はGIANTと並ぶタ湾の2台ブランドである「MERIDA」(メリダ)のオーバーホールと完成車にアッセンブルさせるパーツの弱点を克服するためにブレーキのカスタムを敢行です。モデルはフルカーボンフレームのScultura 4000です。
オーバーホールとは車体に装着されているパーツをすべてフルメンテナンスすることです。そのためパーツをひとつひとつ分解、クリーニングし再度組付けるのです。これにより、購入した時と同じレベルまで性能を回復することができます。また、使用するオイルや組み付け方法によってさらなるパフォーマンスの向上も期待できます。
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目次
ドイツでデザイン、設計を行う
冒頭でもメリダは台湾ブランドだとご紹介しましたが、スポーツ自転車のデザインや設計はドイツのシュトゥットガルト近郊の「メリダ・ヨーロッパセンター」にて日々おこなわれています。
メリダはロードバイク、MTBともにレースに非常に力を入れており、そのフィードバックを製品づくりにいかんなく発揮しています。現在はツールドフランス覇者であるビンチェンツォ・ニーバリが所属するバーレーンメリダというチームが有名です。日本人の新城選手も所属してますね。
普段はなかなかケアしないヘッド周り
さて、話は逸れましたが、オーバーホールを進めていきます。まずは車体にアッセンブルされているパーツをすべて取外しフレーム単体の状態にします。
ヘッドパーツは普段のメンテナンスではあまり手をかけないところなので、オーバーホールではきっちりケアをします。
さらに構成するパーツをひとつひとつ丁寧に分解し、クリーニングします。そして、新しいグリスを注入して組み付け直します。
メーカーオリジナルよりもシマノ純正を
今回オーバーホールと並行して行ったのが、ブレーキキャリパーの交換です。ロードバイク完成車の場合、売価やコストを抑えるためブレーキやクランクなどを自社生産で賄うメーカーがあります。このメリダのScultura 4000もカーボンフレームではありますが、パーツのアッセンブルには一部メリダオリジナルパーツを採用しています。
それがブレーキであり、一部では制動力がイマイチだと言われていました。実際にユーザーさんも感じていたようで、オーバーホールのタイミングで交換することになったのです。
選んだブレーキキャリパーはシマノの105。ディレイラーも105がアッセンブルされていたのでそれに合わせた格好です。105は本格的にロードバイクを楽しむユーザーに照準を合わせているので、ブレーキの制動力にも定評があります。
交換してみるとやはり制動力が圧倒的に向上しますね。ロードバイクの完成車の購入を考えているユーザーさんや、ついているブレーキの効きに不安がある方は、今一度どのようなブレーキがアッセンブルされているのか詳しく見ることをおすすめします。しっかり止まるということはギアの変速の数や重さよりもずっと重要なことだと思うのです。
105のブレーキキャリパーは前後セットで8,000円台です。プラスで取付工賃はかかるにしても安心して止まれるブレーキが8,000円で手に入るなら安いのではないでしょうか?
購入時の性能と見た目を実現
全てのパーツのメンテナンスを行い再度組付け、調整を行えばオーバーホールの完了です。今回はユーザーさんが非常に丁寧に乗られていたためフレームに傷や汚れが少なかったため、新車かと見間違えるほどの完成度でした。
お気に入りの自転車を大事に長く使い続けるためには定期的なメンテナンスもさることながら、年に1回程度オーバーホールをすることが大事です。自転車がきれいになるとより一層ライドが楽しくなるのは間違いないからです。
また、雨の中長距離を乗った後もなるべく早い段階でオーバーホールをおすすめしています。雨は自転車の敵です。そのままにしておくと少しずつ錆が進行しかねません。雨のライド後のメンテも非常に大事なのです。
VIKINGでは随時オーバーホールを承っています。
作業期間:1週間~10日
基本工賃:25,000円~(パーツは別途料金)
お見積りなど是非お気軽にお問い合わせください!
それでは。
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