MAVICのホイールメンテナンス 接触式シールベアリングとは?

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こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今日はホイールのメンテナンスです。作業したモデルはMAVIC(マヴィック)のR-SYS SLR(アールシスSLR)です。

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MAVICのハブって性能が良くないの?

MAVICのホイールはハブの性能が良くないため、回転が悪いと様々なところで聞きますが、ちょっと間違って伝わってるようなので、このタイミングで正解をお伝えします。

MAVICの完組ホイールのほとんどが、接触式シールベアリングと呼ばれるベアリングを使用しています。接触式シールとは、雨や雪、砂や泥などがベアリング内に侵入するのを防ぐため、ベアリングにシールを接触させているシステムのことです。

この接触によって、ベアリングの回転に抵抗が生まれます。なのでハブの性能が悪いというのは間違いで、雨や雪、砂や泥を侵入から守るためにあえて採用しているベアリングなのです。もちろん廉価のベアリングを使っているわけでもありません。

発生する抵抗も、スピードやケイデンスの数値が変わってしまうほど大きいわけでもありません。噂が独り歩きしてしまった格好ですね。

接触式シールべアリングの使用により回転に抵抗が出てしまうだけで、MAVICのホイールを選ばないというのはちょっともったいない気がします。MAVICのスポークやリムのテクノロジーは非常に高く、MAVICはそれだけで選ぶ価値が高いホイールメーカーです。

また、接触式ベアリングの抵抗を解消したいユーザーさんには、非接触式へのベアリングの交換をおすすめしています。しかし、オールコンディションでホイールを使用する場合は、接触式がのちのメンテナンスの含めると良いでしょう。

メンテナンス性が高いMAVICのホイール

R-SYS SLR のメンテナンスに戻ります。

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スプロケットを取り付ける部分であるフリーボディを取り外します。

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古くなったオイルを拭き取り、MAVICの純正オイルを塗ります。小さなバネみたいなのが見えると思います。これが爪のようになっており、フリーボディのラチェット音(ホイールを回転させるとカリカリカリと鳴る音)発生させます。

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フリーボディ内もしっかり洗浄し、グリスアップします。この中のギザギザしてる部分と先程の爪が引っかかることでラチェット音を発生させるのです。

MAVICのホイールメンテナンスは、工程も少ないため比較的短時間で作業できます。他社のホイールでも最近回転が悪くなったぁと思ったユーザーさんは是非お問い合わせください。ホイール全般メンテナンスします!

それでは。

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