昔を思い出しながらオーバーホールさせていただいたLOOK 795 エアロライト

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こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿で展開するロードバイクのメンテナンス、カスタマイズ専門店です。

油圧ディスクブレーキ、電動変速しようが一般的になったロードバイク。一昔前、とりわけロードディスクブレーキ登場前夜はリムブレーキでエアロフレームを実現するため、各社の上位モデルは非常に複雑な構造をしていました。要するに組むための高い技術力が必要だったわけです。

その当時の代表的なモデルのひとつがLOOK 795 エアロライトです。今回中古で入手されたフレームを乗り出す手前、オーバーホールのご依頼です。

オーバーホールの工程は割愛し、完了の画像となり恐縮ですが、この頃のLOOKは他社と一線を画す独創的なデザインのフレームをリリースしていました。トップチューブからステムハンドルまで斜め一直線に伸びるフォルムです。このフレームがリリースされたときは驚きました。その後このデザインに触発されたのか?別のメーカーでもリリースされたのを覚えています。

前述の通り、当時はロードディスクブレーキはありませんでしたので、このようなエアロ系で内装式になるとケーブルのルーティンが非常にタイトになってしまい、使用するインナーケーブルも必然的に最上級グレードを選ぶことになります。それでもアウターケーブルの通し方が良くないとブレーキタッチが重くなることもしばしばでした。

フロントブレーキはVブレーキに近いシステムでフォークの中に埋め込まれたデザイン。これはこれですっきり、美しく見えますが調整は大変です。さらにリアブレーキはチェーンステーのダイレクトマウントタイプで汚れや水分の影響を非常に受けやすい設計でした。

左右一体型の専用クランクセットを採用し、さらにBB、ベアリング規格もオリジナル。脱着はカーボン製のクランクアームを傷つけないよう細心の注意を払いました。

今回のメインコンポーネントはシマノ・デュラエース9000Di2なのですが、現在一部の補修パーツを除いて生産、販売も終了しているのですが、デザイン性、カラーの影響か根強い人気があり、中古市場も活気づいている模様です。発売当時はめちゃくちゃ不評だったと記憶していますが、時代が変われば評価も変わるものですね。

そのようなことを思い出しながら作業を進めていきました。

ロードバイクのオーバーホールの料金と納期

ロードバイクのオーバーホール・フルメンテナンスの作業工賃は税別28,000円から。消耗品等の補修パーツは別途いただいています。作業期間は2週間ほどでお渡しいたします。作業料金は車種や仕様により異なりますので、ご不明な点等ありましたらお問い合わせください。お見積りも承っています。

リムブレーキ仕様工賃:税別28,000円~(消耗品パーツ別途料金)
ディスクブレーキ仕様工賃:税別33,000円~(消耗品パーツ別途料金)
作業期間:約2週間

ロードバイク、クロスバイク、シングルスピードなどフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、お気軽にお問い合わせください。

またメンテナンスに関して、こちらの記事も参考にしてみてください。フルメンテナンス、オーバーホール以外にもメンテナンスコースを設けています。

関連記事:毎年1度は行いたいロードバイクのオーバーホール、フルメンテナンス。コースと作業工程のご紹介。

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