こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
非常にカッコ良いエクイリブリウムサイクルワークスが完成しました。諸事情によりフレーム製作に1年以上費やしたユーザーさんの思いがすごく詰まった1台になった思います。
それでは早速工程を見てきましょう。
目次
レイノルズ953を使用したステンレススチールフレーム
フレームの全体像です。ピンクのペイントが施されていますが、実はフレーム素材はステンレスです。ステンレスはチタンと同じく素材感を際立たせるためクリア(透明な)塗装で仕上げることでことが多いのですが、今回はあえてペイントを採用されました。
ハンドル回りは軽量パーツブランドENVEで。軽さもさることながらENVEのブランドイメージがバイクの高級感へとつながっていきますね。
ヘッドパーツはクリスキング以外ありえません。やっぱりフレームが引き締まります。
SRAM Red eTAP HRD は今後のスタンダードか
コンポーネントはSRAM Red eTAP HRDを採用。
HRDなのでもちろんブレーキはディスク仕様です。
レバー側に接続するホースの先端部分です。この部分にオリーブと呼ばれるホースをかしめるスモールパーツをねじ込んでいきます。
さらに専用の注射器を使用しキャリパーをはじめブレーキシステム内にオイルを注入していきます。自転車用のディスクブレーキオイルは主にグリコール系(DOT)や鉱物系(ミネラル)の2つが採用されており、SRAMは前者、シマノは後者を採用しています。またVIKINGではメーカー純正のディスクブレーキオイルを使用しています。今回はSRMA純正のグリコール系オイルということです。
オイルラインがつながり、ディスクローターを装着した時の様子です。ちなみにローターはシマノ製。
ダイレクトマウントクランクでフロントシングル化
クランクはSRAMでもシマノでのもなくEASTON(イーストン)製のダイレクトマウントクランクです。SRAMが率先してきたクランクのダイレクトマウント化がMTBに大きく普及し、ついにロードバイクにも波及してきました。リアディレイラーの多段化でフロントに複数のギアの必要性が薄れてきたためですね。チェーン落ちなどのトラブルも激減しますし、軽量化にもつながっていくわけです。
さらにこのイーストンのチェーンリングに注目。歯がチェーンの保持力を強化するため、厚歯と薄歯が交互に配置されるナローワイドテクノロジーという画期的な構造です。もちろん11速チェーンが使用可能で今回はKMC製のダイアモンドコーティング(DLC)チェーンを装着しています。
今後のロードバイクの方向性を示す1台
完成しました。明るいカラーリングのステンレスフレームに黒でまとめたコンポーネントたち。ワイヤレスシフト、ディスクブレーキ、スルーアクスル、フロントシングル、さらにチューブレスタイヤ・・・今後のロードバイクの方向性を位置づけるような1台になったと思います。
年末年始のお休み
12月30日(日)~2019年1月4日(金)
ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします。
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