こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿をベースにロードバイクのメンテナンス、カスタマイズ専門店です。
VIKINGではこれまでチェーンオイルに関してはヴィプロスのブルーノ、ロッサーノをおすすめしてきました。ドライ系でありながら浸透力が非常に高く、持続性もあり、さらにはチェーンへの防汚性も兼ね備えている非常に偏差値の高いチェーンオイルです。
今後も強くおすすめしていく製品に変わりはないのですが、今回別メーカーのチェーンオイルを試験的に導入することにしました。もしかしたらVIKINGでヴィプロスのライバルになるであろうチェーンオイルになるかもしれません。
エフェットマリポサ Flowerpower Wax
そのライバルになりうるであろうチェーンオイルの名前はエフェットマリポサ Flowerpower Wax。エフェットマリポサとはスイスをベースに自転車用ケミカルの製造販売を行うブランド。昨今の世界的な環境保全の流れに乗って、植物由来の成分を使用し非常に環境に配慮した製品づくりが特徴です。
Flowerpower Waxはヒマワリの種から作られたワックスをチェーンの潤滑剤に使用したモデル。ワックスをベースとし、健康や環境に影響を与えないようにフッ素化合物やグラフェン、硫化物等を成分配合していません。
スキンケアの乳液のようで、ほんのすこし黄みがかった色をしており、使用する際は容器を軽く振ることで、容器内のワックスがチェーンに対してちょうど良い粘度に調整され塗布することができます。塗布後、ワックスの水分が蒸発しワックス成分のみがチェーンに残ることで潤滑性能を発揮する仕組みです。
ヒマワリのワックスは耐水性を備えているため、雨などで流れ落ちにくい。例えば雨のないライドだけの場合は約300kmも潤滑性能が続くデータが出ています。
チェーンの寿命を延ばす最高レベルの性能
ゼロ・フリクション・サイクリング社がテストしたところ、FLOWER POWER WAXは6000km以上の走行でもチェーンが完全に磨耗しない数少ない潤滑剤であり、チェーンの寿命を延ばすということに関しては、FLOWER POWER WAXが一番コスパがいいという結果が判明しています。
摩耗しないということは、それだけ抵抗が小さく、様々な環境条件に対応する事を意味するのため、潤滑剤としては最高レベルの性能と言えるでしょう。
一方でデメリットとしては、ヴィプロスのロッサーノとブルーノの防汚性と比較すると、チェーンが黒く汚れやすい特徴はあります。そのため塗布する際はチェーンのクリーニングも必須になるでしょう。
上記でコスパが良いと記しましたが肝心の価格は以下の通りです。
エッフェットマリポサ Flowerpower Wax
容量:100ml
価格:1,980円(税抜)
最後に、エフェットマリポサはチェーンワックス以外にチューブレス関連のアイテムが非常に豊富でタイヤシーラントをはじめチューブレステープやリペアキットなど結構マニアックに展開をしています。
チューブレス関連でお困りの場合、エフェットマリポサのアイテムから探してみれば、問題なく解決できるかもしれません。
それでは。