ロードバイクのタイヤ選び方の参考に。コンチネンタル グランプリシリーズの太さを比較。

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こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今日はコンチネンタルタイヤのお話です。

カーボンチューブラーやカーボンクリンチャーリムがスタンダードになってきているロードバイク完組ホイール界ですが、さらにワイドリム化(リム幅が広いこと)によってタイヤも700×23cから25cが基本路線になってきています。

例えばカンパニョーロの「C17」と表記されている完組ホイールはリムのリム幅の内径が17mmという意味で、言い換えれば700×25cのタイヤを推奨してるモデルとなります。

そんな700×25cのタイヤがメインとなっている各タイヤメーカーですが、そのメーカーのモデルによって若干の幅(太さ)の違いがみられます。特にコンチネンタルのクリンチャータイヤが良い例なので紹介していきましょう。

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グランプリシリーズでも太さに大きな違いが

コンチネンタルのロードバイク用のタイヤでメインとなるシリーズがグランプリシリーズでしょう。

グランプリ 4000SⅡ(7,000円)
グランプリ アタック&フォース(7,900円)
グランプリ スーパーソニック(7,400円)
グランプリ 4シーズン(7,400円)
グランプリ TT(8,300円)
グランプリ クラシック(5,100円)
グランプリ(5,100円)

グランプリシリーズは上記のようにクリンチャーだけで7モデルもあり、まさにコンチネンタルタイヤの屋台骨を支えています。今回すべてのモデルの説明は省きますが、一番上の「4000SⅡ」と一番下の「グランプリ」が同じ太さの表記でも実際見てみると大きく違うんです。

4000SⅡの方が太い

結論から申し上げると、4000SⅡとグランプリは同じサイズで比較すると、4000SⅡの方が23c、25cともに明らかに太く見えます。しかしながら太い4000SⅡの方が重量は軽く仕上がっています。重量に関してはタイヤのTPIが大きな意味を持っています。そのTPIに関しては後ほど説明します。

実際に4000SⅡの25cを見てみると、クロスバイクでよく使われる700×28cかと思うほどの太さに見えます。逆にグランプリは4000SⅡに比べて細い印象ですが、これが他社を含めた一般的なサイズに思えます。

個人的な考えですが、カンパニョーロのボーラクリンチャーなどのワイドリムを使用していても、4000SⅡであれば23cで十分対応できると思っています。むしろ25cを選ぶとかなり太く感じるのと、逆に路面抵抗が大きくなるような気がしてちょっと不安に思います。

4000SⅡは数あるロードバイクのクリンチャータイヤ(23c、25c)の中で間違いなく太い部類に入る訳です。

フレームクリアランスのチェックは確実に

ここで気を付けたいのがフロントフォークやフレームとのクリアランス(隙間)です。最近のロードバイクのフレーム(特にカーボンフレーム)は太めのタイヤにも対応できるようにクリアランスに余裕を持たせているので問題ないことが多いですが、クラシックなスチールフレームや一昔前のフレームには25cを入れると接触してしまう可能性もあるので要注意です。特に4000SⅡを検討しているユーザーさんは確認しておいた方が良いでしょう。

最近のトレンドが25cだからと言って安易に4000SⅡの25cを選ぶとイメージと違ったと後悔するかもしれないので事前にフレームとタイヤの特徴を知っておく事が大事だと思います。

TPIでタイヤの特徴がわかる

先程フレーズが出たTPIについて説明します。タイヤは大雑把に言うとゴムと繊維からできています。

TPIとはタイヤ1インチ(2.54cm)四方あたりの繊維の総数のこと。4000SⅡがTPI330でグランプリがTPI180です。TPIの数値が高いほど1インチ当たりの繊維が多く(細い)、逆にTPIの数値が低いと繊維が太いという意味になります。

繊維の数が多いと、しなやかさ(柔軟性)が増し、振動吸収性を得られるので、荒れたアスファルトの路面では比較的乗り心地の良いタイヤになります。さらに繊維が多いことで逆にゴムの量が少なくなるため軽量化が実現できます。

高性能や高価格のタイヤは押しなべてTPIが高い傾向にあり、タイヤを選ぶ時は是非チェックしてみてください。

最後に

コンチネンタルタイヤはグリップ力を押すメーカーなので、コーナーでの安定感を求めたいユーザーさんにはおすすめのメーカーですよ。

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