こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
今回もコンポーネントの交換をご紹介します。内容として、既存のコンポーネントをグレードアップする作業です。モデルとなるロードバイクはこちら。
SEPCIALIZED ALLEZ SPRINT COMP(スペシャライズド アレースプリントコンプ)です。フレーム素材はアルミですが、カーボンフレーム並みに非常に軽量で、剛性(硬さ)の高さが特徴です。
従来のコンポーネントはシマノ105をメインにクランクはFSA、ブレーキはスペシャライズドのオリジナル製品を使用したミックスコンポーネントでした。
個人的には廉価版のカーボンフレームを購入するよりも、コストが低く抑えられる高性能なアルミフレームの方が強度や剛性(硬さ)、軽量性の面においてメリットは高いと考えています。
ヘッドチューブが長くなる傾向が高いカーボンフレームに比べると、ALLEZ SPRINT COMPのアルミフレームはヘッドチューブが短く設計できるのが良いところ。ハンドルが遠くなることなく前傾姿勢に持って行けるので、急な加速などのクイックなアクションをかけるときに非常に有効です。さらに前輪へのトラクション(加重)もかけやすくなるので、コーナーリングがよりスムーズに対応できると言えます。
目次
DURA-ACE 9000シリーズにカスタマイズ
グレードアップするコンポーネントはシマノDURA-ACEの機械式コンポーネントです。
まず、DURA-ACEクランクを取り付けるためにBBを交換します。ALLEZ SPRINT COMPはBB30と言われるBB規格を採用しているため、それに対応するBBを圧入で取り付けます。※スペシャライズドではOSBBと呼んでいます。
今回使用したBBはpraxisworks(プラクシスワークスというメーカーのBBを使用。
STIレバーを取り付けます。(※シマノではシフトブレーキレバーのことをSTIレバーもしくはデュアルコントロールレバーと呼びます)
11段変速のリアディレイラーを取り付けます。
フロントブレーキ意外のすべてのケーブルが、フレームの中を通るデザインです。
デュラエースのスプロケットは、ローギア5枚がチタン製となっており、軽量化と変速性能の両立が見て取れます。その他の歯はスチール製ですが、要所を肉抜きすることで軽量化を図っています。
フロントフォークにブレーキキャリパーを取り付けます。ちなみにフロントフォークはカーボン製です。
今回取り付けたDURA-ACEは9000系と呼ばれるモデルで、現在のR9100系の1世代前のものになりますが、十分過ぎる程の性能を持ち、9000系がリリースされた時はDURA-ACEの完成形とまで言われたモデルです。
たとえR9100系が登場しても9000系の信頼度が落ちることはありません。
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ALLEZ SPRINT COMP×デュラエース9000
完成です。元はコンポーネントのカラーがブラック基調でしたが、DURA-ACE9000系にしたことでシルバーが差し色で入り、フレームカラーとフォークのカラーにバランスよく溶け込んでいます。カラーコーディネートとしてもうまく行った格好ですね。
最後に
VIKING the MAINTENANCEでは、コンポーネントの組み換えをはじめカスタマイズを随時承っています。パーツをお持ち込みいただいても喜んで作業しますので、お気軽にお問い合わせください!
それでは。
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