Cervélo(サーヴェロ)のTTバイク、「P2」のオーバーホール、メンテナンス

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こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。

今回はトライアスリートに熱狂的に支持されているブランドであるCervélo(サーヴェロ)のオーバーホールを承りました。TTバイク仕様の「P2」で2009年頃に発売されたモデルです。

650cのTTバイク

P2のフレームはワイヤーケーブルがフレームの中を通る方式ではありますが、フレームのエンド部分やBBの規格など現在のように乱立している時期ではないため、非常にオーソドックスなアッセンブルです。

ケーブル類がフレーム内蔵式のため、組み付けの際はインナーワイヤーを通すライナーを設置しておくと便利。

しかし、大きな特徴が当時のTTバイクに多かったホイール径が650cであることです。今となってはロード系のフレームには全く採用されなくなった650c。700cよりも一回り径が小さく、どちらかと言えばMTBの650Bの方が圧倒的に聞かれるようになりました。

そして、650cを使う上で不自由するのがタイヤのラインナップの少なさです。クリンチャー、チューブラーともに700cに比べて少ないんですよね。今回はタイヤの摩耗がそれほどでもなかったため悩むことはありませんでした。

ホイールのオーバーホール

ホイールは10速対応のモデルです。お預かりした時点で、左側に隙間ができていてガタが出ていました。

リアハブの左側に隙間ができガタ付きが見られた。

ガタの解消と回転性能の回復を図るため、フリーボディとシャフトを分解します。古く、固着したグリスをクリーニングし新たなグリスを塗り込みます。

リアハブは非常にシンプルなシールドベアリング構造。

フリーボディが接触するラチェット部にもグリスを塗る。

その後、振れ取りしホイール全体のクリーニングを行います。

良いものを長く使い続けるためにオーバーホールを

完全復活したCervélo P2。10年近く前のモデルでもオーバーホールと消耗品の交換をすればまだまだ現役で活躍できます。毎年新たなモデルがリリースされ、年式の古いものは淘汰されていくように感じますが、良いものを長く使い続ける事も非常に大事なことです。それが改めて今回の作業で感じた点です。

お気に入りの自転車を大事に長く使い続けるためには定期的なメンテナンスもさることながら、年に1回程度オーバーホールをすることが大事になってきます。

VIKINGでは随時オーバーホールを承っています。

作業期間:1週間~10日
基本工賃:25,000円~(パーツは別途料金)

是非お気軽にお問い合わせください。

それでは。

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