こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するスポーツバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
先日、シマノからリリースしている、アーバンスポーツ(街乗り)用コンポーネントMETREA(メトレア)についてご紹介しましたが、今回は実際にフレームにカスタマイズしたレポートです。
関連記事:アーバンスポーツ走行の魅力を提供する専用コンポーネント、シマノ「METREA(メトレア)」
目次
CANYONのフィットネスバイクであるROADLITEにインストール
メトレアのコンポーネントをカスタムに選ばれたフレームは、CANYONのROADLITE(ロードライト)。ドイツを本拠地としているCANYONはロード、MTBの両方を得意としているスポーツバイク総合メーカーですが、日本ではいわゆるクロスバイクと呼ばれるフラットバー形のスポーツバイクもリリースしています。それがROADLITEです。
今回はそのカーボンモデルであるROADLITE CF 7.0にMETREA(メトレア)をカスタムすることになりました。ROADLITE CF 7.0の純正のパーツ構造は、シマノ105がメインコンポーネントでギア周りに関しては安心感抜群でしたが、ディスクブレーキレバーとディスクキャリパーが非シマノ製のため、統一感はありませんでした。
しかし今回メトレアにカスタムすることでブレーキ周りもシマノ化が可能になり、統一感と性能アップにもつながっています。
ディスクブレーキホースもフレーム内蔵式
ロードバイクのディスクブレーキをはじめとしたカーボンフレームのディスクブレーキ仕様の増加により、シフトケーブルだけではなく、ディスクブレーキホースもフレームのダウンチューブに内蔵されるケースが非常に増えています。
今回のCANYON ROADLITE CF 7.0 も同様に、ディスクブレーキがダウンチューブ内を走り、BBの上を通過し、チェーンステー内を通り、リアのディスクキャリパーの直前で顔を出します。
リムブレーキの場合は内蔵式でもリアのブレーキケーブルはトップチューブと通ることがほとんどでシフトケーブルと近接することはなかったのですが、ディスクブレーキとなるとダウンチューブ内が「混雑」するので中で干渉しないようケーブルの配線や長さには気を使います。
メトレアのケースに至ってはフロントシングルのコンポーネントのため、ダウンチューブ内の混在はそれほどないので気にはなりませんが、フロントディレイラーのあるバイクの際はちょっと丁寧な対応が必要です。
クランクはメトレア純正を採用せず、既存の105のクランクを使用し、チェーンリングをウルフトゥース社製のシングル用リングを採用しました。ウルフトゥースのシングルチェーンリングはチェーンのリンクの形状に合わせた歯の構造をしているためチェーンの遊びを抑え、ダイレクトな踏み心地を実現。さらにこれによってチェーンの脱落も抑えることができる非常に優れたチェーンリングです。
Hタイプハンドルバーが必要
メトレアをカスタムする際の一番の特徴は、Hタイプハンドルバーが必要なことです。レバーの特徴からして、一見通常のブルホーンハンドルに装着できそうに見えますが、メトレアのレバーを装着するためには装着部分の外径が専用サイズになります。そのサイズに準拠しているのがHタイプハンドルバーということです。
右レバーはSTI仕様にで、ハンドルの形状に合わせ、非常に操作しやすい構造です。ディスクブレーキホースはハンドル内蔵で、シフトケーブルは外装仕様に分かれています。
タイヤは純正のシュワルベから、最近話題になっているPIRELLI(ピレリ)P ZERO VELOシリーズをチョイス。中でも今回のP ZERO VELO 4Sは、グリップ性能と耐パンク性能を強化したオールコンディションタイヤです。路面の水を受け流すために溝を作ったデザインにすることで、ウェットコンディションに強いタイヤに仕上げています。
CANYON ROADLITE CF 7.0 メトレア仕様の全体図です。元々フラットバーだった車体がHタイプハンドルになると印象が随分変わり、よりスピーディーなイメージになりますね。ディスクブレーキはしっかりと効き(アタリ)が出るまでしばらく試走が必要ですが、現段階でも制動力は十分だと感じています。
今回のようにアーバンライドに特化したカスタムも行っています。まずはお気軽にお問い合わせください!
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