こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、カスタマイズ専門店です。
VIKINGでもごり押し気味に押しているビッグプーリー。特にRIDEA製のビッグプーリーは変速性能が非常に安定しており、シマノコンポーネントと相性が良いのでおススメをしています。モデルはシマノR9100(デュラエース)、R8000(アルテグラ)用である「C38」または「C60」がそれに該当します。
今回はこれらC38とC60の違いを簡単にまとめてみました。
目次
RIDEA ビッグプーリーC38とC60のスペック
まずモデル名の数字は上下プーリーの一の位の歯数を組み合わせているのが分かります。特筆すべきはプリーの形状の違いです。C38はローアーがナローワイドになっていますが、C60は上下ともナローワイド仕様です。
プーリーを大口径化することは変速性能の低下をもたらす可能性が出てきます。これはいつもビッグプーリーに付きまとっている問題で、導入を迷う原因にもなることですね。この変速低能の低下を抑制するためにナローワイドを採用しています。C60の場合プーリーの歯数が純正よりも倍近くになってしまうため、上下ともナローワイドにすることで、変速性能の安定化を図っています。
具体的にナローワイドって?
MTBをはじめとしたフロントディレイラーを廃したフロントシングル仕様を昨今よく耳にするのではないでしょうか。そのフロントシングル仕様の際に出てくるキーワードがナローワイドです。
チェーンリングやプーリーの歯を広く、狭くと交互に配置することで、チェーンの噛みこみを強固にする仕組みです。これによりチェーンの脱落を抑制し、変速性能の安定化を図ることができます。
関連記事:フロントシングル化のカスタム。ナローワイドチェーンリングで変速性能の安定化とチェーン落ちを防止
軽量化を意識した肉抜き加工
プーリーを大口径化するほど、チェーンの抵抗が減り、セラミックベアリングの性能も相まって回転効率が向上することがビッグプーリーのメリットです。しかし、大口径化することは変速性能の低下とは別に重量増という「もうひとつのデメリット」をもたらすことになります。その重量対策としてC38、C60 ともにカーボンケージを採用していますが、C60はさらに大きくなるため、上下プーリーに肉抜き加工を施しています。
さて皆さんはこの2モデルを比べてみてどちらを選びますか?より高い回転効率を求めるのならばC60。回転効率と変速低能のバランスを求めるならC38といったところでしょうか。あとは価格かな?
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それでは。
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