こんにちは。VIKING the MAINTENANCE(バイキング・ザ・メンテナンス)は西新宿を拠点に展開するロードバイクのメンテナンス、修理、カスタマイズ専門店です。
今回はキャノンデール シナプスのアルミフレームをカスタム。オリジナルの仕様ではディスクブレーキではあるもののワイヤー引きのため不安がぬぐえず、コンポーネントの操作性の向上も望まれていたので油圧ブレーキのDi2をお選びいただきました。
さらに海外ツーリング時にグラベルロードや悪路を走る場合もあるとのことで、コンポーネントはシマノ・GRXでアッセンブルさせていただきました。
目次
グラベルコンポーネント「GRX」とは
すでにご存じのユーザーさんが大半だと思いますが、シマノGRXとは2019年シマノが新たに立ち上げたグラベルコンポーネントのグレード名です。
ロードコンポーネントの単なる流用ではなく、グラベルライダーのためにゼロから設計したものです。
主な特徴として、
■グラベルに最適化されたSTIレバーデザイン
■グラベルに最適化されたコックピット
■チェーンの暴れを防ぐスタビライザーシステム
■FD周辺のワイドタイヤクリアランス
さらに以下の4つのシリーズに分類されています。
RX810シリーズ(機械式)・・・2/1 × 11スピード
RX815シリーズ(Di2)・・・2/1 × 11スピード
RX600シリーズ(機械式)・・・2/1 × 11スピード
RX400シリーズ(機械式)・・・2 × 10スピード
各シリーズの詳細についてはまた別の機会にご紹介するとして、今回はDi2でアッセンブルということはRX815シリーズをチョイスしています。
グラベルに最適化されたSTIレバーデザイン
今回装着したSTIレバー(ST-RX815)は過酷な長時間走行における疲労軽減を図るため、ブレーキレバー軸の位置をロードSTIレバーに比べて18㎜上部に設置。これによりブラケットのヘッド部分の位置が上昇し、ホールド感も高まる効果があります。またレバーに滑り止めコーティングを施し全体的なブレーキングの向上を実現しています。
RD-RX810リアディレイラー。ロー側は最大34Tのスプロケットまで使用可能。これはアルテグラや105のGSケージ同じ歯数です。また最大で42Tまで使用可能なMTBに近いモデル(RD-RX812)もGRXのラインナップに存在します。
ディスクブレーキキャリパーは2ピストン方式。これはデュラエースをはじめとしたロードコンポーネントのと同じスペックです。
ディスクローターは6穴式を採用したホイールだったため、ローターはシマノ純正ではなく制動力で定評のあるスイスストップを選択。
完成です。
ブラックとダークグレーが基調の車体となり、いくつかカラーをまぶして遊び心を加えてもよかったかもしれません。ただ一方でDi2コンポーネントとGRXの特性のおかげで操作性は格段に向上しています。海外ツーリング時のグラベルロードや悪路を走る際も安心感がさらに増していくことでしょう。
コンポーネント、グループセットの組み付け料金、納期
VIKINGではロードバイクのコンポーネント、グループセットの組み付けカスタムも随時承っています。フレーム、もしくはパーツのお持ち込みも承ります。お気軽にお問い合わせください。
作業工賃:25,000円(税別)~
作業期間:1週間から10日
作業工賃はフレームセットの仕様により幅が出てきます。例えばリムブレーキ、ディスクブレーキ、ケーブル完全内装式フレームで工賃が異なります。詳しくはお問い合わせください。
また、ロードバイク、ミニベロ、クロスバイク、シングルスピードのフルメンテナンス、オーバーホールを承りますので、こちらもお気軽にお問い合わせお待ちしております。
それでは。
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